100万人の「氷川丸ものがたり」上映を支援する会 概要
現在、横浜の山下公園に係留されている氷川丸は、1930年(昭和5年)に建造され、豪華貨客船としてシアトル航路に華々しく就航しました。先の大戦中は、戦場と化した南方の海を病院船として駆け巡り、幾多の戦火の中を奇跡的な生還を遂げています。終戦後は復員船、引揚船として活躍するなど、国境を越えた多くの命を救い、沢山の人々を運んできました。
再び豪華貨客船として復帰した後の1960年(昭和35年)、氷川丸は30年の現役生活に幕を降ろし、今は横浜港で次世代へ歴史を語り継いでいます。氷川丸は戦前の大型貨客船としては世界で唯一現存する歴史の証人です。
2015年夏、「氷川丸ものがたり」伊藤玄二郎著(かまくら春秋社刊)を原作にした、長編アニメーション映画「氷川丸ものがたり」(虫プロダクション制作)が誕生しました。
戦前・戦中・戦後を生き抜き、昭和の歴史の「語り部」として、いまなおその姿をとどめる豪華貨客船「氷川丸」の85年の航跡と氷川丸を舞台に繰り広げられた人間ドラマを描いた作品です。
海に囲まれた日本で暮らす私たちは、この映画を通じ「生きることの素晴らしさ」「海の魅力」「平和の尊さ」を、次世代を担う子どもに伝えていきたいと願っています。
つきましては劇場上映に加えて、市町村などの自治体や教育機関(大学、高校、中学、小学校や各種学校等)、各種団体や地域で本作の上映会を開催いたしたく、ご支援ご協力を賜れば幸いでございます。
100万人の「氷川丸ものがたり」上映を支援する会
会長 衛藤征士郎
顧問 谷垣禎一、三木 卓、ちばてつや
事務局:〒248-0006 鎌倉市小町2-14-7
TEL 0467-24-7223